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【サッカー】今シーズンのチェルシーは優勝できるのか!

プレミアリーグも3節を終え、インターナショナルマッチウィークへと突入ですね。個人的には代表戦はあまり見ないので各国リーグが恋しい週末になりそうです。

 

さて今日は僕のお気に入りチームでもあるチェルシーが今シーズンどのような成果を出せるのかについて、オフシーズンから今日までの様々な話題や戦いから推察してみたいと思います。

 

まずはコンテ監督がどこまでモチベーションとバリエーションをもって戦えるかが今シーズンのチェルシーのとって一番大切な部分だと思っています。

 

アブラモビッチ会長はモラタやバカヨコ、リュディガーといったコンテが求めた選手たちをある程度は確実に獲得してくれたとは思いますが、いろいろな記事を見る限りはコンテはチームの補強に満足していないようです。

 

確かにベンチメンバーを見てみると選手層は厚いとは言えないし、去年と一番の違いであるチャンピオンズリーグ(しかもローマとアトレティコと同組)参戦を考えるともう少し戦力を上乗せしたいコンテの気持ちはわかります。

 

しかしコンテの方も色々と求めすぎな気もしてなりません。3連覇に導いたユベントスをリーグ開幕直前に電撃辞任したときも、チームの幹部と補強やプランといった点で大きな亀裂が入ったことが理由とされていましたが、ユベントスの幹部は欧州内でも非常に優秀であることは間違いないし、チェルシーも悪くない運営基盤はもっていると思います。

 

またそれに追いうちをかけるのがヂエゴコスタの去就問題。放出は確実でも、彼が公然に主張しているアトレティコへの復帰が、アトレティコ側の問題で今夏には実現できないことが問題を複雑にしてしまっています。これはアブラモビッチはじめとしたクラブ幹部も手を焼いているのは仕方ないでしょう。

 

これらのトピックを踏まえてみると、コンテ監督自身の異常までの欲望や情熱は、練習や試合では大きな力を発揮し、まさにシメオネ、クロップといった名監督と並ぶ名声を得ている一方で、ピッチ外のクラブ内部との関係をいまいち充実したものにできない大きな理由になってしまっていると思います。

 

チェルシーとしてはこういった不満や不信感がコンテ監督のモチベーションを削いでしまう事態は、絶対に避けたいところ。

 

そしてこの補強問題とも多少ともなり関係してきそうなのが、戦術のバリエーション。

 

コンテ監督は実は戦術の引き出しをたくさんもっているとは言えないと思っていて、以前のユベントスやイタリア代表でも、そのチームの戦力の中でもっとも優れたパフォーマンスを発揮できる人選やフォーメーションを見極める能力は素晴らしいと思いますが、そのひとつ決まった戦術以外をなかなか使いこなせていないと思っています。

 

去年プレミアリーグ優勝のきっかけとなった3-4-3システム(現在世界中でも大流行)は確かに素晴らしい完成度を誇りますが、夏のプレシーズンでもひたすらにこの形にこだわり、あまりうまくいかなかった試合でもなかなか打開策を見出せていない状況が多く見受けられました。

 

プレミアリーグ第2.3節と、難敵トッテナムエバートンを粉砕したことはもちろん素晴らしいことですが、時間が経つにつれて対策されていくことは間違いないでしょうし、何よりもコンテ監督はユベントス時代チャンピオンズリーグで全く結果を残せていませんでした。国内リーグでの無双状態とチャンピオンズリーグでの戦いは別物と捉えるならば、戦術のバリエーションは絶対に増やしておくべきです。

 

そのためにもあと数人、チームのクオリティを上げてくれ、戦術の幅ももたらしてくれるような選手の獲得がチェルシーに関わるすべての人が望んでいるものであると言えるでしょう。

 

以上、今シーズンのチェルシーの展望について書いてみましたが、やはり一番のキーマンはコンテ監督でしょう。プレミアリーグは優勝というよりも4位以内を目標とし、チャンピオンズリーグを本気で取りに行ってもいいとは思いますが、今のままの戦力や戦術ではなかなか難しいかなと個人的には思っています。

 

残りわずかの移籍市場で何が起こるのか。コンテ監督の超電撃辞任の発表がないことを祈りつつ、何かサプライズのビッグディールをまとめてきてもらえるとファンとしては今シーズンにもっと期待をもてるでしょう。頑張れチェルシー

 

 

 

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